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「光回線って何?」
「他の回線とどこが違うの?」
「メリットやデメリットは?」
インターネットを利用するなら光回線がおすすめです。
なぜなら光回線は、他の回線に比べて安定した高速通信が可能だからです。
そこでこの記事では、光回線の仕組み、開通までの流れ、メリット・デメリットなど詳しく丁寧に解説します。
最後まで読めば光回線の基礎知識が理解でき、自分に合ったサービスを選んで快適なインターネット環境が実現できますよ。
光回線とは?どんな仕組みでネットが使えるのか
光回線とはインターネットで使われているデジタル信号を、光信号に変換して光ファイバーケーブルで送受信する方法です。
光ファイバーは石英ガラスやメタクリル樹脂といったプラスチックでできたケーブルで、光の反射や屈折を利用してデータを送ります。
光回線は電磁波の影響を受けず、基地局から離れていても信号が劣化したり弱ったりすることなく、目的地まで到達可能です。
光回線の普及率
他に電話線を利用してアナログ信号を送るアナログ回線(ADSL)や、同軸ケーブルを使って電気信号を送るケーブルテレビ回線があります。
令和元年に総務省が行った通信利用動向調査によると、ブロードバンド回線を利用している企業は96.8%、そのうち光回線を利用している企業は86.9%とブロードバンド回線※の大半を光回線が占めています。
※ブロードバンド回線とは高速で大容量の通信が可能なインターネット回線の総称
光回線事業者とは?
光回線を提供している事業者のことを、光回線事業者といいます。
光回線事業者は、主に次の3種類があります。
- フレッツ光:NTTがエンドユーザーに直接提供する光回線。NTT東日本・西日本がそれぞれ運営する、日本の全都道府県で利用可能なインターネット回線。
- 光コラボ:NTTの光回線を借りて他の事業者が独自サービスをセットにして提供するインターネット回線。
- 上記以外の回線:SonyのNURO光やKDDIのauひかり、地域の電力会社などが提供する光回線。対応エリアは限定的。
インターネットを利用するには、光回線事業者とプロバイダ(後述します)の両方と契約する必要がありますが、フレッツ光以外はほとんど光回線事業者がプロバイダも兼ねています。
プロバイダとは?
プロバイダの正式名称はインターネットサービスプロバイダで、英訳「Inetrenet service provider」の頭文字をとってISPと呼ばれることも多いです。
光回線事業者は高速道路を提供し、プロバイダは料金所と各レーンを提供しているイメージです。
高速道路があっても、料金所を通らないと高速道路に乗れないのと同じで、インターネットはプロバイダとの契約がないと利用できません。
光回線事業者とプロバイダが同じケースが多い
光回線事業者はプロバイダも兼ねているケースがほとんどです。
フレッツ光は光回線事業のみを提供しているので、自分でプロバイダと契約をする必要があり、それぞれに月額料金がかかります。
対して光コラボは、ほとんど光回線事業者がプロバイダを兼ねているので一括契約です。
ドコモ光はプロバイダを選べますが、月額料金は一括支払いできます。
光回線に関係する機器
光回線でインターネットをするためには以下のような機器が必要です。
- ONU
- ルーター
- ホームゲートウェイ
- LANケーブル
- パソコン・スマホなどの端末
それぞれの機器は光信号とデジタル信号を相互変換したり、その信号を端末に届けたり、役割が違います。
一つひとつ詳しく解説します。
ONU
ONUは光信号とデジタル信号を相互変換する装置です。
光ファイバーケーブルを通って届いた光信号は、ONUでデジタル信号に変換しますが、逆にONUでデジタル信号を光信号に変換して送ったりもします。
集合住宅では部屋にONUがないケースもあります。
集合住宅で部屋にONUではなくVDSLモデムがある場合、その建物の光配線方式はVDSL方式だ。
VDSL方式では建物に届いた光信号を集合装置でアナログ信号に変換し、電話線で各部屋に送電しているため、各部屋のVDSLモデムでアナログ信号をデジタル信号に相互変換します。
集合住宅の光回線がLAN方式の場合、MDF室にONUがあり、各部屋にLAN配線しているので、室内にONUもVDSLモデムもありません。
ルーター
ルーターはONUまたはVDSLモデムでデジタル信号に変換されたデータを、スマホやパソコンなど複数の端末に送ったり受け取ったりする装置です。
送り方はLANケーブルで接続する有線LANとWi-Fiで接続する無線LANの2種類があります。
ルーターにはインターネットサービスプロバイダ(ISP)の接続情報を設定し、インターネットを利用可能にする役割もあります。
ホームゲートウェイ
ホームゲートウェイ(HGW)はひかり電話やWi-Fiの機能が付いた多機能ルーターです。
NTT 光回線(フレッツ光・光コラボ)を利用する際、ひかり電話やレンタルWi-Fiルーターを契約すると、ホームゲートウェイが届きます。
ホームゲートウェイには「一体型ホームゲートウェイ」と「単体型ホームゲートウェイ」があります。
ONUと多機能ルーターがひとつになっていて、一台でONUとルーターの役割を果たすのが一体型ホームゲートウェイです。
単体型ホームゲートウェイはONUまたはVDSLモデムとセットで使用するタイプで、ひかり電話やWi-Fiの契約がある場合などに使用するわよ。
LANケーブル
LANケーブルはデジタル信号を機器から機器へ送信するケーブルです。
ONUまたはVDSLモデムとルーターまたは単体型ホームゲートウェイを接続したり、ルーターまたはホームゲートウェイとパソコンやゲーム機などを繋いだりします。
LANケーブルは最大通信速度と伝送帯域の違いによって各カテゴリ(CAT)に分類され、数字が大きいほど高速通信が可能です。
カテゴリ | 最大通信速度 | 伝送帯域 |
---|---|---|
カテゴリ5 CAT5 | 100Mbps | 100MHz |
カテゴリ5e CAT5e | 1Gbps | 100MHz |
カテゴリ6 CAT6 | 1Gbps | 250MHz |
カテゴリ6A CAT6A | 10Gbps | 500MHz |
カテゴリ7 CAT7 | 10Gbps | 600MHz |
カテゴリ7A CAT7A | 10Gbps | 1000MHz |
カテゴリ8 CAT8 | 40Gbps | 2000MHz |
伝送帯域とは、道路で例えるなら車線の数です。
Hz(ヘルツ)は1秒間に揺れてできる波の数で、10Hzなら1秒間に10個の波ができます。
数字が大きくなればなるほど、一度に送信できるデータが多くなるのです。
パソコン・スマホなどの端末
インターネットを利用するのに欠かせないのがパソコン・スマホ・タブレットなどの端末(デバイス)です。
インターネットのシステムの一番「端」にある機器で、端末には以下の2種類があります。
- 情報端末:パソコン・スマホ・タブレット・スマート家電(IoT技術を活用したエアコン・冷蔵庫など)・ウェアラブルデバイス(身に着けて使うアップルウォッチ)など
- 周辺端末:通信機器(ONUやルーターなど)・オーディオデバイス(マイクやスピーカーなど)・外部ストレージ(USBメモリや外付けHDD)など
インターネットの通信速度は、回線の種類やルーターの性能だけでなく、パソコンやスマホの性能によっても左右されます。
光回線の契約をし、ルーターやWi-Fi、LANケーブルなどを高速通信対応にしても、古いパソコンやスペックの低いスマホでは快適なインターネット環境にはなりません。
通信速度にこだわるなら、パソコンやスマホ、タブレットの性能も見直すとよいでしょう。
光回線の配線の仕組み
光回線は近隣の電柱まで来ている光ファイバーケーブルを、室内に引き込んでインターネットが利用できるようにする工事が必要です。
戸建と集合住宅では工程が異なるので、別々に解説します。
戸建の場合
戸建の場合は以下のような流れで開通工事をします。
- 近隣の電柱から光ファイバーケーブルを建物の外壁まで引き込み固定する
- 光ファイバーケーブルを建物内に引き込む※
- 室内に光コンセントを設置する
※建物内に引き込む方法は以下の3種類です。
- 電話線の配管を共有する(通常はこの方法)
- エアコンダクトを使用する(配管に空きがないとき)
- 壁に穴をあける(エアコンダクトも利用できないとき)
どんな線で繋がっているか、配線イメージは以下の通りです。
- 電柱から建物内の光コンセントまで:屋外用光ファイバーケーブルで接続
- 光コンセントからONU(またはONU一体型ホームゲートウェイ※)まで:宅内用光ファイバーケーブル(曲げフリーケーブル)で接続
- ONU(または一体型ホームゲートウェイ)からWi-Fiルーターまで:LANケーブルで接続
- Wi-Fiルーターから各端末まで:無線LAN(Wi-Fi)または有線LAN(LANケーブル)接続
※ONU一体型ホームゲートウェイにWi-Fi機能があれば3は省略されます。
集合住宅の場合
集合住宅の場合は以下のような流れで開通工事をします。
- 近隣の電柱から光ファイバーケーブルを建物内の共用スペース(MDF室)へ引き込む
- MDF室(またはMDFボックス)のMDF(集合装置)からスプリッタ(分配器)を通し各部屋へ配線する
- 各部屋の壁に光コンセントなど※を設置する
※集合住宅の場合は後述する配線方式によって壁の差込口は異なります。
光回線には4つの種類がある
現在、光回線は主に4種類あります。
- フレッツ光
- 光コラボ
- 独自回線
- 電力会社系
同じ光回線でも、それぞれ設備の提供元や提供の仕方に違いがあります。
以下で詳しく解説します。
フレッツ光
NTT東日本とNTT西日本が運営している、日本全国で利用可能な光回線です。
フレッツ光は光回線だけの提供なので、別にプロバイダとの契約が必要です。
別々に月額料金がかかります。
光コラボ
光コラボは各事業者がNTTの光回線の設備と保守サービスを借り受け、独自のサービスをプラスして提供している光回線です。
ほとんどの光回線事業者がプロバイダも兼ねているので、契約も料金も一本化されています。(ドコモ光だけプロバイダが別になっていますが、支払いは一本化されています。)
NTTの回線網のため提供エリアが広く、開通工事や故障の修理は、NTTが担当します。
独自回線
独自回線とは主にダークファイバーを利用してサービスを提供している回線です。
ダークファイバーとはNTTが将来の需要を見越して全国に設置した光回線のうち、現在使用していない光回線です。
主にSonyのNURO光やKDDIのauひかりの一部が該当します。
電力会社系
全国各地の電力会社が提供しているのが電力会社系光回線です。
電力会社系回線は完全に独自で設置した回線のため、混雑の影響を受けることなく高速通信ができます。
しかし以下のように地域がかなり限定されます。
- eo光:滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県・福井県
- コミュファ光:愛知県・岐阜県・三重県・静岡県・長野県(5G・10Gは一部市区町村を除く)
- メガ・エッグ光:鳥取県・岡山県・島根県・広島県・山口県
- ピカラ光:徳島県・香川県・愛媛県・高知県(一部市区町村を除く)
- BBIQ光:福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県
光回線と他の回線との違い
インターネットの回線は光回線だけではありません。
- Wi-Fi(モバイル回線)
- ADSL・VDSL
- CATV
上記の3回線は光ファイバーケーブル以外を使って信号を送っています。以下で詳しく解説します。
Wi-Fi(モバイル回線)
Wi-Fiとは、厳密にいうと無線でデータの送受信を行う無線LAN※の一種です。
Wi-FiにはBluetoothもありますが、この章では一般的なWi-Fiについて解説します。
家の中や無料Wi-Fiスポットで、スマホやタブレットの上部にWi-Fiマークが出ている時はWi-Fiを利用しています。
スマホやタブレットに4Gや5Gと表示されている時はモバイル回線※を利用中だ。
モバイルWi-Fiやホームルーターは、町中にあるモバイル回線の基地局から信号を受け取り、Wi-Fiの電波に置き換えてWi-Fi環境を作っています。
Wi-Fiは基地局からの電波を空中でキャッチして、利用する端末で分け合って通信するため、光回線の安定性には及びません。
【LANとは】
Local Area Network(ローカルエリアネットワーク)の頭文字を取った言葉で、一部地域で行うインターネットです。無線LANと有線LANがあり、有線LANはLANケーブルで接続して通信を行います。
【モバイル回線とは】
携帯電話などの通信会社が全国各地に設置している基地局から送られる電波をキャッチして、インターネットが利用できる回線です。基地局は町中の電柱や街灯、バス停、横断歩道橋、地下街の天井など、ありとあらゆるところに設置されており、そこまでは地下や電線でつながっています。
ADSL・VDSL
ADSL・VDSLはどちらも電話線(メタルケーブル)を使ってデータを送るアナログ回線です。
ADSL
ADSLは最大通信速度が光回線の1/20の50Mbpsと低く、メタルケーブルは伝送距離が長くなるほど通信速度が落ちるため、大容量のインターネットには不向きです。
一方光回線は伝送距離に関係なく安定した大容量高速通信が可能なため、急速に普及が進みました。
メタルケーブルの配線設備の老朽化と光回線の普及とが重なり、2023年1月末にフレッツADSLのサービスが終了、2024年3月末にはADSLのサービスは完全終了することが決まっています。
VDSL
VDSLは2001年〜2015年ごろに建てられた集合住宅に多く採用された光回線の配線方式です。
建物まで届いた光回線を集合装置でアナログ信号に切り替えて、各部屋まで電話線を通してデータの送受信を行い、各部屋に設置されたVDSLモデムでアナログ信号とデジタル信号を相互変換します。
最大通信速度は光回線の1/10の100Mbpsと遅く、さらに利用戸数でデータを分け合うため、通信は不安定になりがちです。
CATV
CATVはケーブルテレビの同軸ケーブルでデータを送るインターネット回線です。
ADSLより安定した高速通信が可能ですが、光回線ほど大容量高速通信ではなく、電磁波の影響を受けやすく、伝送距離によってデータの劣化があります。
現在ではCATVケーブルを光回線に置き換えたり、NTT光回線を借り受けたりして、同軸ケーブルと光回線の併用が進んでいます。
ケーブルテレビは独自の強みとして、多チャンネルでの動画視聴サービスがあり、映画やスポーツ観戦が好きな方には魅力的なサービスかもしれません。
光回線を利用し最大通信速度1Gbpsのサービスを提供しているCATVなら、高速通信で安定したインターネットが可能よ。
光回線 3つのメリット
光回線には主に3つのメリットがあります。
それぞれ以下で詳しく解説します。
通信速度が速い
光回線は他の回線に比べて通信速度が圧倒的に速いです。
なぜなら電気信号(アナログ・デジタル)が1秒間に100億個送信できるのに対して、光信号は1秒間に1兆個もの信号を送信可能だからです。
回線 | 最大通信速度 | 信号の種類 |
---|---|---|
光回線 | 1Gbps~ 10Gbps | 光信号 |
ADSL VDSL | 50Mbps 100Mbps | 電気信号 (アナログ) |
CATV | 320Mbps | 電気信号 (アナログ デジタル) |
モバイル回線 (Wi-Fi) | 440Mbps~ 1.2Gbps | 電気信号 (デジタル) |
1000Mbps=1Gbpsで1秒間に伝送できるデータ量が1Mbpsと1Gbpsでは1000倍違います。
通信容量が無制限
光回線は月間利用可能データ量が無制限です。
モバイル回線のように月間のデータ量を超えると低速になったり、追加料金が発生したりしません。
動画やオンラインゲームのようなデータ量の大きな通信を好きなだけ楽しめます。
他の回線より安定している
光ファイバーケーブルは他の回線より安定して送受信できます。
メタルケーブルや同軸ケーブルは電磁波の影響を受けやすいため、距離が長くなると信号は減衰しますが、光ファイバーケーブルは電磁波の影響を受けないため、距離に関係なく安定して伝送可能です。
また他の回線のように利用者で信号を分け合わないので安定しています。
回線の種類 | ケーブルの種類 | 安定性 |
---|---|---|
光回線 | 光ファイバーケーブル | |
ADSL VDSL | メタルケーブル (電話線) | |
CATV | 同軸ケーブル | |
モバイル回線 (Wi-Fi) | ワイヤレス (架空) |
光回線のデメリット
光回線にはデメリットもあります。
この2点について解説します。
持ち運びができない
光回線はスマホやモバイルWi-Fiのように持ち運びができません。
光回線は光ファイバーケーブルでつないでいるからこそ、大容量で速く伝送できます。
モバイルWi-Fiやスマホが持ち運んで通信できるのは、町の至る所に基地局があり、そこから通信しているからです。
イメージとしては光回線は太いパイプでデータを送っているのに対し、モバイル回線はキャッチボールで送信している状態です。
屋外での通信環境にはモバイル回線、自宅や会社では光回線というパターンが、今後ますますポピュラーになるでしょう。
工事費がかかる
新規で光回線を契約する場合、光ファイバーケーブルの引き込み工事が必要で、その際工事費がかかります。
すでに光回線の引き込み工事が済んでいる場合、NTTなどの局内工事を行いますが派遣工事は不要です。
有派遣開通工事は15.000円〜44.000円ほど、無派遣開通工事は2.200円〜5.000円弱の費用がかかります。
有派遣の開通工事費が無料になるキャンペーンがあり、実質工事費無料または完全無料になるケースが多いです。
集合住宅では配線状況を確認しよう
集合住宅で光回線を利用する際、光ファイバーケーブルがどこまで届いているかで対応が違います。
- 各部屋まで光回線が届いているか
- 共用部まで光回線が届いているか
- 建物に光回線が引かれているか
配線状況により工事が必要かどうかや対応方法が違うので、以下で詳しく解説します。
各部屋まで光回線が届いているか
集合住宅では光回線の配線方式には3種類あり、各部屋に光回線が届いていれば、以下のような差込口があります。
- 光配線方式:光コンセント
- VDSL方式:モジュラージャック(電話線の差込口)
- LAN方式:LANポート(LANケーブルの差込口)
室内に上記のどれかがあり、配線方式が管理会社か不動産会社の情報とあっていれば、たいていの場合部屋まで光回線が届いています。
室内まで光回線が届いていれば、開通工事はNTT局内での切替工事のみなので派遣工事は不要です。
共用部まで光回線が届いているか
室内に光コンセントが設置されていても、部屋まで光回線が届いていない場合もあります。
共用部までしか光回線が届いていなかったり、前の入居者が光回線の配線を撤去していたりするからです。
共用部から室内までの配線工事もしくは集合装置での配線工事を行えば使えるようになるぞ。
独自回線からNTT光回線へ乗り換えた場合、撤去工事が完了していなければ新しい回線の開通工事ができません。
独自回線からの乗り換え時は、解約手続きと撤去工事(有料)の両方を行う必要があります。
NTT回線から独自回線へ乗り換える際も同様に撤去工事が必要ですが、NTT回線の撤去工事は解約後NTT側で行い、撤去費用は発生しません。
建物に光回線が引かれているか
集合住宅で光回線を利用するには、まず建物まで光回線が引かれている必要があり、引かれていない場合は個人的に引くか、建物全体で光回線を利用できるように導入しなければいけません。
光回線が導入されているかどうかは管理会社や不動産会社に確認しましょう。
賃貸住宅の契約をする際、「インターネット完備」と記載されていても、光回線ではないこともあるので注意が必要です。
光回線が引かれていない場合は、建物全体に光回線を導入するまでには時間を要するので、個人的に導入してよいか確認しましょう。
管理会社か不動産会社に相談する際、建物に傷をつけないこと、撤去時には現状回復することを丁寧に伝えると許可を得やすいです。
その際開通工事業者には、電話線の配管を利用するとかエアコンダクトを利用して、傷をつけずに工事をしてもらえるか確認しておきましょう。
光回線の配線方式
集合住宅の場合は3つの配線方式があります。
- 光配線方式
- VDSL方式
- LAN配線方式
それぞれの配線方式でケーブルや機器の種類が異なるので、以下で詳しく解説します。
光配線方式
光配線方式は建物まで引き込んだ光回線(光ファイバーケーブル)を各部屋にも光ファイバーケーブルで配線し、各部屋に設置のONUまたはONU一体型ホームゲートウェイと接続する方法です。
最大通信速度1Gbpsを維持したまま各部屋に信号が届くので、高速で安定した通信が可能です。
各部屋には光コンセントが設置されるので、室内用光ファイバーケーブルを使ってONUまたはONU一体型ホームゲートウェイにエンドユーザー自身で接続できます。
VDSL方式
VDSL方式は、建物の共用部(MDF室)で光信号をアナログ信号に変換して各部屋まで電話線(メタルケーブル)で届ける方法です。
VDSL方式は古い集合住宅に多い配線方式です。
メタルケーブルは最大通信速度100Mbpsのため、VDSL方式の集合住宅では100Mbpsを超える通信速度は望めません。
さらに集合装置からの信号は利用している回線で分け合うので、利用者の多い時間帯では通信が不安定になる可能性があります。
LAN配線方式
LAN配線方式は光ファイバーケーブルを建物の共用部(MDF室)にある集合型回線終端装置(ONU)まで引き込み、MDF室のONUから各部屋にLANケーブルで配線する方法です。
そのため各部屋にONUは不要です。
集合型ONUからの信号は利用している回線で分け合うので、利用者の多い時間帯では通信が不安定になる可能性があります。
「インターネット対応」とうたっている賃貸マンションなどに多い配線方式です。
光回線の導入方法
光回線の導入方法には大きく分けて2種類あります。
- 新規導入する場合
- 乗り換える場合
以下で詳しく契約の流れを解説します。
新規導入する場合
光回線を新規で導入する際の流れは以下の通りです。
- 光回線を選ぶ
- 光回線事業者と契約する
- 開通工事を行う
- 宅内の配線と機器の設定を行う
それぞれ大事なポイントをおさえながら詳しく見ていきましょう。
光回線を選ぶ
光回線を利用するには、光回線事業者とインターネットサービスプロバイダ(ISP)との契約が必要です。
NTTフレッツ光以外のほとんどの光回線事業者はISPを兼ねているので、光回線事業者と契約することで、自動的にISP契約も行えます。
ドコモ光は事業者との契約だけですが、ISPは自分で選択可能です。
集合住宅で建物に光回線が導入されていると、自分で好きな光回線を選択できない場合もあります。
光回線が導入されていない集合住宅は、管理会社や不動産会社に導入できるか確認が必要です。
独自回線や電力会社系の光回線は提供エリアが限られるので、料金やサービス内容で利用したい光回線事業者が決まったら、提供エリアかどうか確認しましょう。
光回線事業者と契約する
光回線事業者が決まったら申し込みをします。
後日開通予定日が知らされ、接続に必要な接続情報記載の書類やレンタル機器が届きますので、大切に保管しておきましょう。
集合住宅の場合は事前に開通工事の許可が必要です。
開通工事を行う
開通日には開通工事業者が訪問して工事を行います。
戸建と集合住宅では少し流れが異なります。
戸建住宅での開通工事
開通工事業者が行う工事内容は以下の通りです。
- 最寄りの電柱から建物外壁まで光ファイバーケーブルを引き込み、外壁に固定する
- 外壁から宅内へ光ファイバーケーブルを引き込む※
- 宅内に光コンセント(または光ローゼット)※を設置する
- ONUまたはONU一体型ホームゲートウェイを接続し、通信確認する
光ファイバーケーブルの引き込みは通常電話線の配管を利用しますが、使えない場合はエアコンダクトを通したり、外壁に小さな穴をあける場合もあります。
光コンセントは屋外用光ファイバーケーブルが見えないように設置するタイプで、モジュラージャックや照明スイッチと一緒になっていることもあります。
光ローゼットは屋外用光ファイバーケーブルが壁やエアコンダクトから引き込まれた部分が見えており、その先に小さなボックス(光ローゼット)を取り付け、そこから室内用光ケーブルを接続するタイプです。
集合住宅での開通工事
集合住宅の場合前述の通り、どこまで光回線が届いているかや配線方式により工事は異なります。
【部屋まで光回線が届いている場合】
配線方式に関わらず、光回線が届いていれば派遣工事はなく、開通予定日に機器を接続しておけば開通します。
【共用部まで光回線が届いている場合】
光配線方式 | VDSL方式 | LAN方式 |
---|---|---|
共用部(MDF)で開通工事 | 共用部(MDF)で開通工事 | 共用部(MDF)で開通工事 |
共用部~各部屋へ光ファイバーケーブルの配線工事 (すでにある場合は工事不要) | 共用部~各部屋へメタルケーブルの配線工事 (すでにある場合は工事不要) | 共用部~各部屋へLANケーブルの配線工事 (すでにある場合は工事不要) |
室内に光コンセントの設置工事 (すでにある場合は工事不要) | 室内にモジュラージャックの設置工事 (すでにある場合は工事不要) | 室内にLANポートの設置工事 (すでにある場合は工事不要) |
【建物に光回線が引かれていない場合】
個人で光回線を引く許可があり、光回線を導入する場合は戸建住宅とほぼ同じ流れです。
月額料金もマンションタイプではなくファミリータイプになるので注意しましょう。
ここではエアコンダクトからの導入方法を解説します。
- 最寄りの電柱からエアコン室外機の近くまで光ファイバーケーブルを引き込む
- 外壁から宅内へエアコンダクトを通して光ファイバーケーブルを引き込む
- 宅内に光ローゼット※を設置する
- ONUまたはONU一体型ホームゲートウェイを接続し、通信確認する
※光ローゼットは光コンセントのように壁にビス止めする場合と、床に置く場合があります。
宅内の配線と機器の設定を行う
開通工事業者が工事をして、ONUまたはONU一体型HGWまでの信号を確認したあとは、自分でルーターにISPの接続設定とWi-Fiの設定をすればインターネットが利用できます。
LANケーブルで接続できるパソコンがない場合ISP設定の前にWi-Fi設定が必要です。
- ONUにWi-Fiルーターを接続する(VDSL方式・LAN方式の集合住宅の接続は後述)
- Wi-FiルーターにISP接続設定をする
- スマホやタブレットなど各端末でWi-Fi設定をする
乗り換える場合
すでに光回線を利用していて別の事業者へ乗り換える際、乗り換え先が同じNTT光回線(フレッツ光・光コラボ)であれば、基本的に派遣工事なしで乗り換え可能です。
NTT光回線から独自回線、または独自回線からNTT光回線へは、乗り換えでなく解約と新規契約が必要で、解約した回線の撤去工事が完了しなければ開通工事ができません。
NTT光回線からNTT光回線へ乗り換える方法は以下の2通りです。
- フレッツ光から光コラボへ乗り換える(転用)
- 光コラボから別の光コラボへ乗り換える(事業者変更)
フレッツ光から光コラボへ乗り換える(転用)
フレッツ光から光コラボへ乗り換えることを「転用」といいます。
NTT局内の切替工事のみのため、派遣工事なしで開通予定日に接続設定をするだけでインターネットが利用できます。
フレッツ光から光コラボへ乗り換える場合、「転用承諾番号」が必要です。
以下から手続きを行い、「転用承諾番号」を発行してもらいます。
転用承諾番号を発行してもらったら、乗り換えたい光回線事業者に「転用承諾番号」を伝えて申し込みます。
転用承諾番号は発行日から2週間が有効期限です。転用承諾番号を入手したら、早めに次の事業者へ連絡しましょう。
光コラボから別の光コラボへ乗り換える(事業者変更)
光コラボから別の光コラボ事業者へ乗り換えることを「事業者変更」といい、乗り換え先に「事業者変更承諾番号」を伝えることで派遣工事なしで開通可能です。
先に現在利用中の事業者へ連絡し、「事業者変更承諾番号」を発行してもらいます。
即時発行される「事業者変更承諾番号」は2週間以内の有効期限があるので、早めに次の契約先事業者へ申し込みましょう。
以下は主な光コラボ事業者の「事業者変更承諾番号」発行窓口の連絡先一覧です。
光回線を選ぶ4つのポイント
光回線を選ぶ際は、基準になるポイントが4つあります。
以下に詳しく解説しますので、ご自身のニーズや環境に合わせてしっかり検討しましょう。
利用料の安さ
光回線は最初に開通工事費がかかり、解約時には解約時期により解約金がかかる場合があります。
工事費が実質無料や完全無料になるキャンペーンをしていたり、キャッシュバックの特典をつけたりと各社しのぎを削っています。
最低1年以上使うなら、1年分の月額料金と初期費用からキャッシュバックを引いた金額を12等分して計算しましょう。
サービス内容を含めて考える必要がありますが、月額料金は解約するまで毎月ずっとかかるので重要です。
無駄なオプションをつけずに安く抑えるためよく調べる必要があるぞ。
キャッシュバックは契約の翌月に振り込まれるところもあれば、半年後に半額、さらに半年後にやっと残りの全額キャッシュバックされたり、契約期間を3年、5年にすることがキャッシュバックの条件だったりする場合があります。
通信速度の速さ
通信速度は利用者の多さや回線の種類によって違います。
光回線であれば、通信速度最大1GbpsのNTT光回線(光コラボ)がおすすめです。
NTT光クロスやNURO光、au光は最大10Gbpsのところもありますが、今のところ提供エリアが限られます。
提供エリア内であれば、10Gbps対応のLANケーブルやWi-Fiルーターを準備して契約すると、1Gbpsを超える高速通信が実現できます。
光回線でも従来のPPPoE接続※であれば、多くのユーザーが一度に利用すると交通渋滞のような状況に陥り、通信速度が落ちて動画が止まったり途切れたりする輻輳(ふくそう)が起こります。
これを回避できるのがIPoE接続またはV6プラス(IPv4 over IPv6)という接続方式。
V6プラスはISPによってサービス名が異なるわよ。
契約期間の縛り
以前は光回線やISPの契約には2年~5年の契約期間が定められており、更新期間以外で解約すると高い違約金が発生しました。
法改正があり2022年7月1日以降の契約では、月額料金を超える違約金が発生することはなくなりました。
しかしそれ以前の契約に関しては、更新期間以外での解約の際には契約時の違約金(15000円~数万円)を支払わなければなりません。
現在は契約期間の縛りがない事業者も増え、いつ解約しても解約金が発生しない契約が可能です。
使ってみて通信速度やサービスに満足できなければ、いつでも解約できるので気軽に乗り換えもできます。
ただし、開通工事費が割賦契約で残債がある場合は、解約時に一括返済を求められるので注意が必要です。
スマホキャリアとのセット割
お使いのスマホと同じキャリアならセット割があるので、大手のスマホを使い続けるならお得です。
今は格安SIMやスマホキャリアと別の会社でも、セット割が利用できるケースが多いです。
スマホキャリア | サービス名 | 対応光回線 | 割引額 |
---|---|---|---|
ドコモ | ドコモ光セット割 | ドコモ光 | スマホ代一人1,100円割引 |
ソフトバンク | おうち割光セット※ | ソフトバンク光 NURO光 | スマホ代一人1,100円割引 |
au | auスマートバリュー | auひかり auひかりちゅら コミュファ光 eo光 Pikara MEGAEGG BBIQ光 ひかりゆいまーる ひかりJ ビッグローブ光 エディオンネット So-net光 @Tcomヒカリ @nifty光 | スマホ代一人1,100円割引 |
au | DTI光×auセット割 | DTI光 | 1,320円割引 |
Y!mobile | おうち割光セット | ソフトバンク光 | スマホ代一人1,188円割引 |
楽天モバイル | 楽天ひかりUN-LIMIT | 楽天ひかり | 月額基本料1年間無料 |
BIGLOBEモバイル | 光☆SIMセット割 | ビッグローブ光 | マンション:1,078円 ファミリー:2,178円 |
OCNモバイル | OCN光モバイル割 | OCN光 | スマホ台一人220円割引 |
DTI SIM | DTI SIMセット割 | DTI光 | 165円割引 |
IIJmio | mio割 | IIJmioひかり | 月額料金半年間無料 |
※ソフトバンク光は家族1人あたり1,100円の割引を受けるために、1,602円のオプション加入が条件なので家族がいないと損をします。
編集部厳選おすすめ光回線
おてがるネット編集部では、次の光回線がおすすめです。
おてがる光とGMOとくとくBB光は月額料金が安いので、お得に快適なインターネットが導入できます。
またドコモ光はセット割でスマホの料金も安くでき、キャッシュバックが高額なのも魅力です。
あなたのニーズに合わせて参考にしてみてくださいね。
おてがる光
おてがる光 | 戸建てプラン |
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工事費用 | 22,000円 |
月額料金 | 4,708円 |
最低利用期間 | なし |
キャンペーン | 公式特典 + 当サイト限定特典 |
おてがる光 | マンションプラン |
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工事費用 | 22,000円 |
月額料金 | 3,608円 |
最低利用期間 | なし |
キャンペーン | 公式特典 + 当サイト限定特典 |
おてがる光は、業界最安級の料金プランで、しかも契約期間のしばり(解約違約金)がありません。
おてがる光は、当サイトからの申し込みが、最も安くお得に契約できるようになっています。
選択制:無線機ルータープレゼントまたは事務手数料無料
①無線機ルータープレゼント(IPv6対応ルーター)
②事務手数料3,300円無料
※2つの特典からいずれかを選択可能です。併用はできません。
基本料金3ヵ月無料
開通初月を1ヵ月目とした3ヵ月目まで月額料金が無料になります。
基本料金24ヵ月まで1100円割引
開通初月を1ヵ月目とした4か月目から24ヵ月目まで、ファミリータイプは毎月1100円割引、マンションプランは毎月880円割引になります。
工事費22,000円 実質無料
新規お申し込みは、初期・標準工事費の毎月分割払いと同額が割引されます。(2,000円/月×11ヵ月=22,000円分)
「U-NEXT for おてがる光」の新規契約でオプション料金が2ヵ月無料&1,000円分のポイントプレゼント
光回線と「U-NEXT for おてがる光」の同時申込で、「U-NEXT for おてがる光」の月額料金を最大2ヵ月無料&U-NEXT内で使える1,000円分のポイントをプレゼントされます。
あんしんサポート+2ヵ月無料
「あんしんサポート+」の月額料金825円を、ご利用開始月を1か月目とした2ヵ月目まで無料にになります。
おてがるWi-Fi MAX100申込時手数料無料
「おてがるWi-Fi MAX100」の契約時に発生する事務手数料(3,300円)が無料になります。
SOKUYAKUサブスクプラン2ヵ月無料
診療からお薬の発送までをオンラインで完結できるSOKUYAKUサブスクプランが2ヵ月無料で利用できます。
関連サービス同時申込でそれぞれ4,000円分のデジタルギフトをプレゼント
関連サービスに申し込みをし、開通初月を1ヵ月目とした6ヵ月目の末日までに各サービスの利用開始し継続した方には4000円分のデジタルギフト「デジコ」がプレゼントされます。
・「おてがる光テレビ」
- 本ページからお申し込みをすると自動的に適用されます。
- お申し込み内容の入力に不備があると適用外になります。
- おてがる光の公式ホームページからお申し込みの場合は適用されません。
おてがる光は、複雑なオプションに加入する必要がありません。
シンプルに光回線で一番安いので、自信を持っておすすめします。
とくとくBB光
とくとくBB光 | 戸建てプラン |
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工事費用 | 26,400円 |
月額料金 | 4,818円 |
最低利用期間 | なし |
キャンペーン | キャッシュバック 最大127,000円 |
とくとくBB光 | マンションプラン |
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工事費用 | 25,300円 |
月額料金 | 3,773円 |
最低利用期間 | なし |
キャンペーン | キャッシュバック 最大116,000円 |
とくとくBB光 は、契約期間の縛りが無い光回線です。
光コラボアワード2023で最優秀賞を受賞し、満足度や安心感の高いサービスとして注目されています。
工事費が実質無料です。
またWiFiルーターのレンタルが0円で、3年以上利用するとプレゼントされるキャンペーンを実施しています。
\当サイト限定キャンペーン/
詳しくはこちら。
ドコモ光
ドコモ光 | 戸建てプラン |
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工事費用 | 無料 |
月額料金 | 5,720円 |
最低利用期間 | 2年 |
キャンペーン | ※当サイト限定特典 オプション条件なし 57,000円 |
ドコモ光 | マンションプラン |
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工事費用 | 無料 |
月額料金 | 4,400円 |
最低利用期間 | 2年 |
キャンペーン | ※当サイト限定特典 オプション条件なし 57,000円 |
ドコモ光は、認知度が高い人気の光回線です。
スマホがドコモなら、毎月1,100円割引されるスマホ割が適用されます。
キャッシュバックも当サイト限定でオプション条件なしで、通常プランなら39,000円で、10ギガプランなら57,000円がもらえます。
また高性能WiFiルーターが実質0円でもらえるキャンペーンも実施しています。
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光回線を導入する際の注意点
光回線を導入する際に気を付けたいポイントは以下の2点です。
契約してしまってからでは遅いのでよく確認しましょう。以下で詳しく解説します。
違約金がかかるケースがある
契約期間を定めた契約の場合、更新期間(契約期間満了月とその前後の3ヵ月の場合が多い)以外の月に解約すると、違約金が発生します。
前述の通り、2022年7月1日以降の契約なら違約金は月額料金の範囲内ですが、それ以前に契約していた場合、更新期間以外の解約なら15,000円~数万円の違約金が発生するかもしれません。
今の契約が何年何月の契約か、更新期間はいつか、違約金はいくらかを確認しておきましょう。
物件によっては光回線が導入できない
大家さんや管理会社によっては光回線導入の許可がおりなかったり、エアコンダクトなどを利用できず、物理的に光ケーブルを引き込めないこともあります。
また専用インターネット回線を整備している賃貸マンションでは、ほとんど専用回線しか契約できません。
オーナーや管理会社が光回線を導入する際、壁に穴をあけたり傷をつけたりすることを嫌う場合や、専用回線が賃貸料に組み込まれていたりする場合があるからです。
光回線が導入できないときの対処法
光回線が導入できなくても、簡単にインターネットを利用できる方法があります。
- ホームルーターを使う
- モバイルWi-Fiを使う
- 短期レンタルWi-Fiを使う
上記の方法なら、工事も不要ですぐにインターネットが利用できますよ。
ホームルーターを使う
ホームルーターを使えば光回線には劣りますが、かなり快適にインターネットを手軽に始められます。
なぜならホームルーターは、契約後届いた機器を電源コンセントに挿すだけで、家中がインターネット可能なWi-Fi環境になるからです。
特に設定など不要ですぐ使えますし、電波が届かない部屋には持って行って使えます。
ホームルーターの仕組みは町中にある基地局からのWi-Fi信号をホームルーターがキャッチして、家の中をWi-Fi環境にする無線LANです。
ただし11階以上の高層マンション(10階までならOK)や対象エリア外の場合など、ホームルーターの契約ができないこともあるので注意しましょう。
モバイルWi-Fiを使う
モバイルWi-Fiはホームルーターと同じく、町中の基地局からの信号をキャッチして、自分だけのWi-Fi環境を作れます。
ホームルーターとの最大の違いは手のひらサイズで持ち運びができる点です。
家の中だけでなく、外出時に携帯すれば、スマホのパケットを消費しないので通信費の節約にもつながります。
最短で契約の翌日に発送され、届いて充電すれば接続設定も不要ですぐにインターネットができます。
現在提供エリアは限られますが5G対応機種も多いです。
ただし短時間に大容量の通信を行うと通信速度制限がかかるので、動画視聴やオンラインゲームには向いていません。
短期レンタルWi-Fiを使う
乗り換えのタイミングや引っ越しなどで、一時的に光回線が使えないときは、短期レンタルWi-Fiを使う方法もあります。
ソフトバンクは契約すると開通日まで使えるソフトバンクエアーの無償貸し出しもあり、他の事業者でも開通日までのレンタルWi-Fiサービスをしているところもあります。
レンタルWi-Fiのサービスが受けられない場合は、レンタル可能な短期レンタルWi-Fiを検討しましょう。
短期レンタルWi-Fiは最短1日からレンタル可能で、ポスト投函や空港などで返却もできるので、旅先でも便利です。
短期レンタルWi-FiはモバイルWi-Fiなので、家の中でも外出先でもほとんど使えますが、地下室やエレベーターなど電波の届かない場所ではインターネットが利用できません。
光回線の仕組みによくある質問
光回線の仕組みによくある質問をまとめました。
- 光回線ってどんな仕組みなの?
- 光回線はインターネットで使われているデジタル信号を、光信号に変換して光ファイバーケーブルで送受信する仕組みです。
>> 光回線の仕組みを詳しく見る
- インターネット回線はどれがおすすめ?
- 光回線がおすすめです。
光回線は他の回線に比べて通信速度が圧倒的に速く安定しており、容量も無制限なのでストレスなく快適にインターネットを楽しめます。
>> ストレスフリーなインターネット環境を実現する
- どうやって光回線が使えるようになるの?
- 次の機器で光信号とデジタル信号を相互変換したり、その信号を端末に届けたりすることで、光回線でインターネットができるようになります。
>> それぞれの機器について詳しく見る
- 光回線はどうやって導入すればいい?
- 新規で導入する場合は、開通工事が必要になります。
乗り換えの場合は同じ回線であれば派遣工事は不要ですが、転用または事業者変更の手続きが必要です。
>> 光回線の導入方法を詳しく見る
- 光回線を導入する際の注意点はある?
- 契約内容によっては解約時に違約金が発生したり、物件によっては光回線が導入できないケースがあるので注意しましょう。
>> 光回線を導入する際の注意点を詳しく見る
まとめ
この記事では光回線の仕組みについて解説しました。
光回線は他の回線に比べて圧倒的に早く安定した通信が可能です。
- 光回線は光信号を伝送するので高速通信が可能なインターネット回線
- 光回線にはNTT光回線(フレッツ光・光コラボ)・独自回線・電力会社系がある
- NTT光回線で乗り換えると派遣工事が不要
- VDSL方式は最大通信速度が100Mbps
光回線をきっちり理解すれば、毎月の通信費も抑えられ、快適なインターネット環境で動画やオンラインゲームも楽しめます。
この記事があなたのインターネット環境をよくするお役に立てればうれしいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。