NTTの光回線の工事を徹底解説・事前にチェックすべき4つのポイント

NTTの光回線工事

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「NTTの光回線はどんな工事をするの?」
「光回線の工事って立ち合いが必要なの?」
「工事が必要かどうか自分で確認できる方法はないかな?」

NTT光回線の工事は現在の状況によって、工事が必要な場合とそうでない場合があります。

新築のマイホームなら必ず工事は必要ですが、その他の場合工事は不要のこともあります。

そこでこの記事では、NTTの光回線の工事とはどんなことをするのか、事前にチェックすべき4つのポイントなど、詳しく解説します。

最後まで読めば、光回線の工事に関する不安をなくして、ご自宅に合ったインターネットを使えるようになりますよ。

NTTの光回線はどんな工事をするの?

NTTの光回線はどんな工事をするの?

光回線の工事は、近くの電柱から光ケーブルを屋内に引き込む作業です。

建物に設備が整っていない場合は、光回線を利用できない状態なので配線する必要があります。

特に集合住宅の場合は集合装置(MDF)に引き込んだあと各部屋へ配線し、宅内に引き込む作業も必要です。

つまり光回線の工事は屋内と屋外のどちらも作業が必要で、専門の「電気工事業者」によって実施されます。

ただし、すべての建物で必ず工事をするわけではなく、すでに部屋まで配線が整っていれば工事不要で、開通予定日にNTT局内での切り替え作業のみで利用できます。

屋外工事

屋外工事では電柱からケーブルを引き込み、外壁の光キャビネットにケーブルを接続します。

自宅から最寄りの電柱までの状況によって、開通工事にかかる時間が変わります。

例えば最寄りの電柱にケーブルが届いて入れば、工事自体は30分程度で済みます。

しかし最寄りの電柱までケーブルが届いていないと、届いている電柱から最寄りの電柱までケーブルを引っ張って来なければなりません。

そうなると工事にかかる時間は2時間ほどになる場合もあります。

屋内工事

屋内工事は建物の中に光を引き込む作業です。

集合住宅の場合、電話線の配管を通して室内に引き込むケースが多く、室内では次の3つのパターンでONUとつなぎます。

  • 壁に光コンセントを設置する
  • 壁から出ている引き込み線(黒い光ケーブル)をローゼットに繋げる
  • 壁から出ている引き込み線をそのまま工事業者がONUに接続する

光コンセントかローゼットが設置されれば、ONUには曲げフリーケーブル(白い光ケーブル)で接続します。

無派遣工事の場合、光コンセントからONUまでを自分で曲げフリーケーブルで接続します。

曲げフリーケーブルが損傷した場合、自分で取り換え可能ですが、黒い光ケーブルをそのままONUに繋げた場合、万が一黒い光ケーブルが損傷したら、NTTに修理を依頼しなければ修復できません。

光ケーブルを直接屋内に引き込むには、壁に穴をあけたり、エアコンの排気口を利用します。

集合住宅がVDSL方式の場合

集合住宅の場合、各部屋までの配線には3種類あり、各部屋のコンセントは異なります。

  • 光配線方式:光コンセントまたは光ローゼット(まれに引き込み線をONUに直結)
  • VDSL方式:モジュラージャック
  • LAN配線方式:LANコンセント

どのパターンも建物に引き込まれたケーブルが各部屋に配線されている必要があります。

工事をスムーズに進めるためにも、次のポイントを確認しておきましょう。

NTTの光回線工事の前に確認する4つのポイント

NTTの光回線工事の前に確認するポイント

光回線の工事前に確認するポイントは次の4つです。

  1. 自宅が提供エリアの範囲内か確認する
  2. 過去に工事が行われていたか確認する
  3. インターネットを使う部屋や機器の設置場所を決めておく
  4. 集合住宅の場合は配線方式を確認しておく

自宅が提供エリアの範囲内か確認する

まずは自宅が光回線のインターネット提供エリアか確認しましょう。

そもそも提供エリアの範囲外だと、インターネットが利用できません。

提供エリアはNTT東日本NTT西日本の公式ホームページで確認できます。

こうじ
こうじ

提供エリア外の場合は、NTT以外の光回線を検討してみましょう。

過去に工事が行われていたか確認する

光回線を申し込む住居が、すでに工事済みかどうかを確認しましょう。

工事済みであれば立ち合い不要でインターネットが開通できます。

例えば光コンセントが設置されていれば、過去に工事されている可能性が高いです。

前の住人が退去の際に光コンセントを撤去して、引き込み線が壁からむき出し状態の場合もあります。

戸建ての場合は不動産会社、集合住宅の場合は管理会社に確認しましょう。

インターネットを使う部屋や機器の設置場所を決めておく

戸建ての場合インターネットを使う部屋は、なるべく最寄りの電柱から近い部屋がおすすめです。

配線が短いので、トラブルになるリスクを減らせます。

壁に穴をあけたくない場合は、排気口を利用できるエアコンのある部屋が良いでしょう。

またひかりテレビやひかり電話を利用する場合は、光コンセントの近くにすると作業がスムーズになります。

集合住宅の場合は配線方式を確認しておく

集合住宅にはインターネット回線が用意されている物件もありますが、築10年以上経っているような物件は、LAN配線方式やVDSL方式で配線されている可能性があります。

事前に確認しておきましょう。

配線方式特徴
光配線方式それぞれの部屋まで光ファイバーケーブルが通っているので、回線速度が最も速い。各部屋に「光コンセント」が設置されている。
LAN配線方式物件の共有部分までは光ファイバーケーブルが届いているが、それぞれの部屋にはLANケーブルで接続される方式。各部屋に「LANケーブルの差し込み口」が設置されている。
VDSL方式物件の共有部分までは光ファイバーケーブルが届いているが、それぞれの部屋には電話回線で接続される方式。一番速度が出にくい仕様。各部屋に「電話回線の差し込み口」が設置されている。

NTTの光回線工事は立ち合いが必要?

NTTの光回線工事は立ち合いが必要?

NTTの光回線の工事には「派遣工事」と「無派遣工事」があります。

  • 派遣工事=立ち合いが必要
  • 無派遣工事=立ち合いは不要

それぞれの確認方法は次の通りです。

立ち合いが必要なケース

  • 光ファイバーが引き込まれていない
  • 光コンセントが設置されていない

光回線の工事は立ち合いが必要なケースがほとんどです。

なぜなら光ケーブルを引き込む方法や、光コンセントの設置場所などを現場で決めるからです。

立ち合うのは大人であれば誰でも工事はできますが、よくわかっている人が立ち合わないと、希望通りの位置に光コンセントが設置されない場合もあります。

構造上希望通りの位置に設置するのが難しい場合もありますが、なるべく依頼した本人が立ち合う方がその後のトラブルを防げます。

立ち合いが不要なケース

  • 光ケーブルが引き込まれている
  • 光コンセントが設置されている
ひろみ
ひろみ

上記の他に光回線の転用や事業者変更でも、基本的に立ち合いう必要ないわ。

転用や事業者変更については後述の「工事不要でNTTの光回線を導入できるケース」で詳しく解説します。

集合住宅がVDSL方式で、部屋にモジュラージャックがある場合も基本的に立ち合い不要です。

ただしNURO光などNTTの光回線以外からの乗り換えの場合は、撤去と開通の2回工事が必要になる場合があります。

NTTの光回線工事にかかる時間

NTTの光回線工事にかかる時間

光回線の工事にかかる時間は30分~2時間ほどです。

前述の通り光ケーブルの状況や周辺環境によって、作業時間が変わってきます。

また工事までの期間は申し込みから3週間~2か月が目安となります。

申し込みが集中する3月や年末では、通常よりも工事までの期間が長くなるので注意が必要です。

工事費の目安

光回線の工事費用は1万5千円〜4万円ほどです。

光回線サービスによって異なるので、下記表を参考にして比較してみましょう。

サービス名マンション
プラン
戸建て
プラン
実質工事費
ドコモ光22,000円22,000円完全無料
特典で工事費が発生しない。
おてがる光22,000円22,000円実質無料
月額料金から工事費分が割り引かれる。
GMOとくとくBB光25,300円26,400円実質無料
月額料金から工事費分が割り引かれる。
auひかり33,000円41,250円実質無料
月額料金から工事費分が割り引かれる。
NURO光44,000円44,000円実質無料
月額料金から工事費分が割り引かれる。
ビッグローブ光28,600円28,600円実質無料
月額料金から工事費分が割り引かれる。
ソフトバンク光26,400円26,400円実質無料
月額料金から工事費分が割り引かれる。

光回線の工事後にやる作業

光回線の工事後にやる作業

工事が終了したら機器の接続・設定をして、インターネットを利用できるようにします。

まずはONUとWi-Fiルーターの接続です。

ひかり電話利用などの場合は、単体ONUではなくホームゲートウェイとWi-Fiルーターを接続します。

有線接続できるパソコンがある場合は、ホームゲートウェイかWi-Fiルーターとパソコンを接続し、パソコン側でインターネットサービスプロバイダの接続設定が可能です。

パソコンがない場合は、まずWi-Fiルーターとスマホなどの通信機器を接続し、Wi-Fiルーターにインターネットサービスプロバイダの接続設定をします。

たかし
たかし

ホームゲートウェイはONUとルーターの一体型で、電話機をつなぐモジュラージャックがついている。インターネットサービスプロバイダの接続設定はホームゲートウェイかWi-FiルーターのどちらかにすればOKだぞ。

光回線工事の注意点

光回線を申し込む際は、次の点に注意しましょう。

注意ポイント
  • 集合住宅では許可が必要
  • 悪徳業者からの勧誘

住居によっては勝手に工事するのがNGだったり、悪徳業者にお金をだまし取られてしまうケースがあったりします。

集合住宅では許可が必要

集合住宅で、勝手に工事するのはやめましょう。

賃貸では管理会社やオーナー、分譲マンションでは管理組合からそれぞれ許可を得る必要があります。

許可を得ずに光回線を申し込むと、工事が中止になったり、あとで賠償金を請求されるなどのトラブルに発展する恐れがあります。

まずは光回線が導入済みかどうかを確認し、未導入であれば工事をしてもよいか聞いてみましょう。

悪徳業者からの勧誘

NTTを騙った悪徳業者に注意しましょう。悪徳業者と契約すると、開通後の請求書を見て、説明と違い高額でびっくりするという事になりかねません。

たかし
たかし

被害にあわないためには、電話や訪問営業が来たら話を聞かず、きっぱり断るんだぞ!

話を聞いてしまうと相手は詐欺のプロなので騙されますから、電話の場合は怪しいと思ったら話を聞かずすぐ切る、訪問の場合は「帰ってください」とはっきり言ってドアを閉めましょう。

万が一契約してしまった場合は、消費者生活センターに相談しましょう。

工事不要でNTTの光回線を導入できるケース

工事不要でNTTの光回線を導入できるケース

最後に工事不要で光回線を導入できるケースも見ておきましょう。

次の場合は工事が必要ないので、手間をかけずにインターネットを利用できるようになります。

  • フレッツ光から乗り換える
  • 光コラボから他の光コラボへ乗り換える

これらはすでに光回線の設備が整っているため、工事不要です。

フレッツ光から乗り換える

フレッツ光から光コラボレーションへ乗り換える事「転用」といいます。

サービスが違っても同じNTTの光回線を使っているので開通工事は不要です。

例えばおてがる光やドコモ光、ソフトバンク光、楽天ひかり等が光コラボ事業者です。

回線はNTTですが、それに事業者独自のサービスをプラスして提供しています。

光コラボから他の光コラボへ乗り換える

利用中の光コラボから別の光コラボ事業者へ乗り換える事「事業者変更」といいます。

転用と同様、光回線をそのまま利用するので工事の必要はありません。

ゆかり
ゆかり

NURO光、auひかり(auひかりは一部NTT光コラボ)、コミュファ光、eo光など光コラボではない事業者もあるので注意してね。

NTT以外の光回線から乗り換える場合は、残置線撤去工事と開通工事と2回工事が必要です。

NTTの回線を使った光回線サービス

NTTの回線を使っている光回線サービス
  • フレッツ光
  • ドコモ光
  • ソフトバンク光
  • ビッグローブ光
  • おてがる光
  • GMOとくとくBB光
  • OCN光
  • ぷらら光
  • 楽天ひかり

NTTの回線を使っている光回線は、このようにたくさんあります。

その中でも編集部がおすすめする光回線を2つピックアップして紹介します。

NTTの回線を使っている「おてがる光」

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①無線機ルータープレゼント(IPv6対応ルーター)
②月額650円割引が11ヶ月適用(7,150円割引)
※2つの特典からいずれかを選択可能です。併用はできません。

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NTTの光回線の工事によくある質問

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NTTの光回線の工事でよくある質問をわかりやすく解説します。

工事に関する個別相談は、NTT東日本もしくはNTT西日本にお問い合わせください。

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NTTの光回線の工事の費用はどれぐらいですか?
光回線サービスによって異なります。
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NTTの光回線の工事の時間はどれぐらいですか?
NTTの光回線の工事は30分~2時間ほどで終わります。

NTT光回線の工事まとめ

この記事ではNTT光回線の工事について、次のような点について解説しました。

  • 光回線の工事内容は光ファイバーケーブルを屋内に引き込む作業
  • 申し込む前に自宅の状況を確認しよう
  • 工事には立ち合いが必要なケースと不要なケースがある
  • 工事は30分~2時間で完了する
  • 集合住宅では許可が必要になる
  • 悪徳業者からの勧誘に注意しよう

この記事の内容を参考にして頂ければ、光回線の工事がスムーズに進みます。

自宅のインターネット環境はそうそう頻繁に変更しないので、たまにやると面倒で、なるべく手間をかけず簡単にしたいですよね。

光回線の工事の許可について理解したうえで、最新の情報をチェックして、より安くより快適なインターネット環境を手に入れましょう。

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最後まで読んで頂きありがとうございました。